鳥大フィルハーモニー管弦楽団の第48回定期演奏会に行ってきた。
先日、鳥取大学フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会に行ってきました。
48回目となる今回の曲目は、モーツァルト「フィガロの結婚」序曲、ベートーヴェン「交響曲第1番」、ブラームス「交響曲第1番」、アンコールにブラームス「ハンガリー舞曲第1番」というラインナップでした。
ハンガリー舞曲は僕が初めて鳥大フィルの定期演奏会に行った2年前にも生演奏を聴いたことがあって、ベートーヴェンの交響曲第7番とともに強く印象に残る曲でした。
アンコールの演奏が始まると「なんだっけ・・・ハンガリー舞曲かな?ハンガリー舞曲だな」と思い、帰りにアンコールの曲目を張り紙で確認して、楽団の歴史とともに自分も成長しているな、などと自惚れながら雨の中、帰路につきました。
今回のメインはブラームスの交響曲第1番だったわけですが、やはり「のだめカンタービレ」の影響なのか、客層がかなり若いと感じました。
(大学の友だちを見に来たのかも知れませんが。)
ブラームスの交響曲第1番といえばR☆Sオケで千秋真一が指揮をした曲です。
僕の頭の中には、千秋の師匠シュトレーゼマンの「ブラームスなめるんじゃありませんよ」のセリフがこだましていました。
もっとも指揮は三原明人さんというプロの方なので失礼な話なのですが。
鳥大フィルのブラームスは、50分という長尺でした。
かなり長いです。
だからといって、テンポが緩すぎるとかそういうこともなく、周りの観客を見ても、息をのんで聴き入っている人が多く、楽章の合間に咳払いをする人もおらず、シーンとして緊張感が張り詰めていました。
ティンパニーの連打で始まる勇壮な第1楽章。
いつもなら眠気をもよおすはずの第2楽章は、生演奏ならではといってもいい、とても美しい楽器の音色に魅せられました。
最後の第4楽章は、管楽器と弦楽器が順番に波をうつように曲を奏でていて、目で見ても楽しめるものでした。
とくにホルンの人ががんばっていました。
オペラグラスはこういうとき必要なんだなと思いました。
今年も素敵な演奏会でした。
僕も来年までもっと勉強しなければ。