思い出に残った修学旅行

山陰地方の学校だと、修学旅行は、東京か京都、あるいは広島に向かうことが多かった。

地区で持ちあがり式の公立校では、小学校と中学校でうまく組み合わせて、東京(または京都)と広島の両方に行くようになっていたと思う。

 
ただ、転校等でイレギュラーになると、修学旅行の組み合わせのパターンもいろいろ考えられるが、僕のように、2回とも広島に行くというパターンもありうるわけだ。
そんなわけで僕の中には「近くて遠い広島県」のイメージが出来上がった。
 
特急やくも号と新幹線ひかり号を乗り継いで、初めて広島に行ったのが小学6年生のとき。
初めての振り子電車(特急やくも号の方式)で乗り物酔いする子が続出した。
 
中学3年のときは、5月ぐらいの、クラス替えでイマイチうち解けていない時期だった。バスの席順も見切り発車で、自分にとっては2度目の広島に向かったのでした。
思春期のこの頃から、話しかけるのに神経をつかうようになった。
話すことがなくて、寝たふりしてるのがばれて、空気が悪くなったりした。
そういうことが『桐島、部活やめるってよ』に書いてあった。
僕の同級生も、あの小説みたいに、僕とはまた違った感じ方をしていたりするわけだ。
 
道中、バスガイドさんが「みかんの花咲く丘」という歌の県名替え歌を歌ってくれた。
 
みかんの花が埼玉県
思い出の道  岡山県
はるかに三重県  青森県
お船が東京  神奈川県
 
この替え歌のことは、なぜか今でもよく覚えています。
 
 
思い出に残った修学旅行。
 
・・・
 
すべての方々に
心から感謝します。
 
 
桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

 

 

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