ハイレゾ体験記 第5回 ハイレゾ音源とは何か
おはようございます。
今回はちょっと難しい話になります。
いままでハイレゾ音源は、いい音だという前提で話を進めてきました。
たしかに音的には、細部まで繊細な音らしいのですが、その音を人間が聴き取れるかどうかは、また別の話なのです。
ですから、ハイレゾ音源は、人間にとって有用な情報をもたらさないという意見もあります。
(ウィキペディアのサンプリング周波数の項を参照してみて下さい。)
僕自身が、iPhone・HFPlayer・DAC-HA200・EHP-CH1000GD(第8回後述)というハイレゾ対応の環境で、ハイレゾ音源を聴いた時は、コンサートに近い音だと感じました。
自分の感動の涙も再現されました。
ですが、このあたり、非常に個人差があるかと思いますので、試聴等することをおすすめしたいです。
前置きが長くなりました。
あらためてハイレゾ音源の説明に入りたいと思います。
ハイレゾ音源は、サンプリング周波数と量子化ビット数が高い音楽ファイルになります。
どちらも数値が高いほど、繊細な情報になります。
CDのサンプリング周波数が44.1kHzで、ハイレゾ音源だと96 kHz や192 kHzというものがあります。
量子化ビット数も8ビット、16ビット、32ビット、64ビットとあります。
ビットはコンピューターゲームのRPGが、どんどんリアルになっていった過程をイメージすればいいかもしれません。
ドラクエ2とドラクエ10の絵の違いを見れば、歴然としています。
ドラクエ2
ドラクエ10
このように、アナログの音をデジタル化する時に、より細かく拾ったのがハイレゾ音源ということじゃないかと思います。
そのハイレゾ音源ですが、細かくなった分、情報量も多くなります。
なので、通常のmp3などの音楽ファイルよりも大きなflacやWAVといった音楽ファイルが使われます。
どれくらい大きいかというと、ベートーヴェンの交響曲第7番の4つのflacファイルで、1.5GBありました。
(ちなみに、同じ曲のm4aファイルは、90MBでした。)
交響曲1曲で、1時間の動画ぐらいのファイルの大きさといったところでしょうか。
さて、ONKYOのポタアンDAC-HA200を購入したことから、ハイレゾ音源もONKYOから買うことになりましたが、その話は次回にしようと思います。