レナード・バーンスタインのベートーヴェン交響曲第7番

バーンスタインといえば、カラヤンと並び賞される20世紀後半を代表する指揮者です。

3人目になると意見が割れるのは世界3大オーケストラでも同じですが、バーンスタインカラヤンウィーンフィルベルリンフィルは堅いと思います。

 

僕がクラシック好きになったきっかけは、バーンスタイン指揮のベートーヴェン交響曲第7番でした。

こういうのを音楽体験と呼ぶのではないかと思うのですが、ある時、突然、この曲すごくいいって好きになるのですよね。

のだめカンタービレのコンピレーションアルバムをぼんやり何度もかけているうちに、気がついたらそういう状態になっていました。

好きになるときって、そんなものですよね(笑)

 

それからベト7の収集、聴き比べが始まりました。

いまも続いていますが、カラヤンはもちろん、アバドクライバー、ジンマン、ブロムシュテッド、マズアなど、図書館から借りたり、CDを買ったり、ハイレゾのファイルを買ってダウンロードしたりしてきました。

バーンスタインカラヤンは、録音の違う音源を集めたりもしました。

 

結果どうなったか。

時折揺れることはあっても、やっぱりバーンスタイン、それもニューヨークフィルのものが一番好きです。

最初に見た鳥を親だと思う飛べない雛みたいなものでしょうか。

 

ちなみに、バーンスタインのベト7はニューヨークフィルでもウィーンフィルでも、あんまりかわらないですね。

ベト7を何度も録音しているカラヤンは、時期やオケでけっこう変化があります。

カラヤンの弟子だった小澤征爾さんによると、カラヤンにはこういう音を出したいという明確なディレクションがあり、アンサンブルを犠牲にすることを厭わなかったそうですが、こういうと口幅ったいかもしれないけど、これしかないというぐらいバーンスタイン節は一貫しているといえば一貫しています。

 

それにしても、非常に対照的な二人だなと思います。

このようなライバル関係はクラシックの世界でも珍しいのではないでしょうか。

この人たちの音源が残っていて聴けること、しかもいまCDがめちゃ安いことに素直に感謝したいと思います。

 

 

Leonard Bernstein-Beethoven Symphonies

Leonard Bernstein-Beethoven Symphonies

 

 

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