青の時代 電気グルーヴ「A recycled」
レコードプレイヤーを買ったら、昔のことが少し懐かしくなりました。
大学生のころ何回か通ったクラブでは、DJがアナログのレコード盤を回していました。
クラブというのは、僕の友達によれば、どんな人でも来ていいところでした。
実は敷居が高くて紹介とかがないと行きづらい場所だと気づくのは大学を卒業してからのことなのですが、学校のサークルに所属していなかった自分みたいな者にとっては、なけなしの絆を確認するよい機会でした。
当時、東京のクラブシーンを引っ張っていたのは、石野卓球だったと思います。
LOOPAとかWIREといったイベントの主催者として、当時のいまいちイケてない若者に多大な影響を与えていました。
石野の「もう青しか着ない」という発言は、なんだかよく分からないけど、当時、深い共感を持って受けとめられました。
いまでも青しか着ない中年がいたら、もしかしたら石野卓球のフォロワーかもしれません。
ちょっと勉強したら、それがピカソにインスパイアされたものであろうことがわかるので、今となっては自分の黒歴史なのではないかと思うのですが。
ま、パロディなのでね。
若い人はもっと勉強してくださいな。
そんなこんなで、「かっこいいジャンパー」「ガリガリ君」「あすなろサンシャイン」「SHANGRI-LA」といった粒ぞろいの名曲がそろった「A」というアルバムは、てっきり青のジャケットだと思っていました。
ところが、これリミックスなんですよね。
「A recycled」という。
ヤフオクで落札してから気づきました。
「A」は赤いジャケット。
ちなみに「青しか着ない」という発言は、もう少しあとかと。
ともかく「A」自体がほんとに好きなアルバムだったので、ちょっとがっかりしてしまいました。
でも、参加しているミュージシャンは、トーマス・シューマッハとか、マイク・ヴァン・ダイクとか、DJミーシャとか有名な人が多いです。
ドイツ的な、ガッツン、ガッツンした重低音で、とても懐かしく思いました。
アナログ盤でも、すごい音するんですね。
なんだかんだいって、結局「A」も注文してしまったので、機会を見つけてまた報告したいと思います。
- アーティスト: 電気グルーヴ,石野卓球,ピエール瀧,砂原良徳
- 出版社/メーカー: キューンミュージック
- 発売日: 1997/05/14
- メディア: CD
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