スランプの時に必要な小さな成功体験
最近、なんとなく調子がよくない。
なにをしたらいいか、モヤモヤしながら、同じ所を堂々巡りしている。
自信を失って、目標も見えなくなった。
こんな時はスランプを疑ってみてもいいかもしれない。
スランプに陥った場合、気分転換をしてもあまり効果がない。
運動すると気分はよくなるが、スランプの場合、それだけでは問題は解決しない。
お酒で気を紛らわそうとして飲み過ぎて、二日酔いで翌日も調子が悪いというのは最悪のパターンだ。
根本的な解決策が必要だ。
スランプの時はたいてい自信を失っているはずだ。
だからスランプを克服するためには、成功体験が必要になる。
成功するには、まず評価基準が必要だ。
そしてゴールをどこに持って行くかを決める必要がある。
評価基準とゴールという指針を設定して、行動に移すことで成功体験は生まれる。
行動がうまくいかないことは、いまは置こう。
自分がどうしたらいいかわからない場合の指針作りが先である。
そのうえで、指針作りにはそれぞれ注意すべき点がある。
1.評価基準は誰が決めるのか。
この点については、他人が決める場合と、自分で決める場合がある。
試験などは評価基準は他人が決めることである。
だから自分がやっていることについて、「何がよくて、何がよくないか」を自分で考える必要はない。
しかし、日常生活では自分で「何がよくて、何がよくないか」を考えなくてはならない。
なぜなら、他人の評価基準は往々にして気まぐれだからだ。
今日褒められたとしても、明日褒められる保証はどこにもない。
したがって、スランプで自信を失っている人は、自分で評価基準を考えなくてはならない。
スポーツのように、結果がわかりやすくでるものとちがって、生き方で悩む場合、自らの価値観まで遡って評価基準を考えなくてはならない。
「何がよくて、何がよくないのか」という自問自答をしなくてはならない。
だからしんどい。
他人に丸投げできないからだ。
他人が決めることと自分が決めることは次元が違う問題なのだから、しっかり分けて考える必要がある。
そのうえで、他人の評価を変えることはできないのだから、自分で決めたことはしっかり守れるように出来たらいいと思う。
その時にようやく他人の評価も変わってくるかもしれない。
2.ゴールをどのように設定するか。
ゴールというのは、目標であり、また結果でもある。
評価基準に基づいてよい結果とよくない結果がでる。
結果は見方次第で、小さくもなれば大きくもなる。
野球で言えば、1本のヒットをよしとするか、大記録をよしとするかみたいなことだ。
たいていの場合、大きな成功を目指すと目標を見失いやすく、挫折しやすい。
ゴールは小さく、なるべく具体的である必要があると思う。
とくにスランプのように長期にわたって不調が続く場合は、その事を意識すべきだと思う。
スランプは小さな成功体験の積み重ねで脱出出来るのではないかと考えている。
小さな成功体験をするには、まず指針を作る必要があった。
自分で「何がよくて、何がよくないか」を考えて決めること。
ゴールは小さく具体的なものにすること。
そのようなことから始めてみたい。