あたまの中にある図書館

お笑い生活雑記

高橋留美子先生ありがとうございました。そして、おめでとうございます。

高橋留美子先生が、欧州最大規模の漫画の祭典、フランスの第46回アングレーム国際漫画祭でグランプリを受賞されました。

本当にうれしい!

高橋先生、おめでとうございます!!

 

というわけで、僕の高橋留美子先生との個人的なヒストリーを、かなり赤裸々に綴ってみようと思います。

 

鳥取西高校をいま一つパッとしない成績で卒業したあと、僕は和歌山大学経済学部に進学します。

高校時代は理系で、母の「数学だけは続けろ」という教えを守り、なんとか勉強を続けました。

あとは理系の落ちこぼれでした。

どうしようかと思っていたのですが、競輪選手を目指すべく県外に出なくてはならなかったので、センター試験の成績と2次試験の科目が英語と数学だけだった和歌山大学に目をつけます。

試験を受けた晩の感想は、「これは滑った」でした。

ところがどういうわけか受かってしまいました。

ラッキーだったかもしれません。

晴れて、競輪選手にチャレンジできることになりました。

 

そういうわけで、わりとあっさり大学には行かなくなってしまいます。

そして子供の頃から貯めたお年玉でロードレーサーを買いました。

乗ってみた感想は、「怖い」でした。

早朝の車が少ない時間帯にぶっ飛ばしてみると、僕みたいな素人でも時速50キロぐらいは軽くでるのです。

それで足はペダルに固定されているし、少ないとはいえ、車もバイクもどこから飛び出してくるかわかりません。

正直、続ける自信がありませんでした。

競輪選手も諦めます。

 

どうしようかなあと思っていたのですが、ラジオや雑誌の影響で小説を読むようになりました。

いろいろ読んでみて、僕が一番好きだったのが谷崎潤一郎でした。

それでも『細雪』は読んでないところが、僕の中途半端なところです。

そしてうっかり小説家になろうかと考えてしまうのです。

 

夏目漱石の『三四郎』を読んで、東京に憧れるようになります。

次に僕が目をつけたのが、早稲田大学第一文学部でした。

早速、予備校のテキストを買ってきて独学を始めます。

ここに至るまでに、高校を卒業してから、実に3年かかりました。

 

いやいや高校に内申書を書いてもらいに行ったりして、僕は1996年に早稲田大学第一文学部と慶應義塾大学文学部を受けます。

結果は、どちらも不合格でした。

慶應義塾大学の方は、一応補欠に受験番号がありましたが、あと一歩届きませんでした。

日本史であと一問正解していたら、僕は今と違う生活をしていたと思います。

ショックだったのが早稲田大学の方でした。

レタックス郵便で合格発表の番号をみて、僕の番号がなくてひとり泣きじゃくりました。

 

ショックを引きずったまま、和歌山大学を中退し、鳥取の実家に帰ってきました。

しばらくぼーっとしていたのですが、なぜかアニメ『うる星やつら』を見たくなりました。

これも僕が小学校のとき、母がテレビで見せてくれなかった作品です。

理由はわかりません。

そして、レンタルビデオ屋で借りてきて見始めます。

思いっきりハマってしまいました。

全巻見て、ダビングもして、何回も何回も見ました。

 

次は原作です。

シャレにならないぐらい、ハマりました。

ちなみに僕が一番好きだったキャラが「弁天」でした。

https://www.instagram.com/p/BtAmj97nEy6/

弁天

気がついたら、もう冬でした。

大学入試は一応出願しましたが、受けませんでした。

翌年1998年、哲学を専攻する気で、再び慶應義塾大学の門を叩きます。

三田まで合格発表を見にいきました。

合格でした。

 

入学後、親しくなった東京出身の女性に「好きな小説とか漫画とか音楽はなに?」と訊かれて、返答に窮した思い出があります。

僕はその女性から、萩尾望都先生の『トーマの心臓』とレディオヘッドの『OKコンピューター』を教えてもらいます。

残念ながら付き合ってはもらえませんでした。

ちなみに、萩尾望都先生と高橋留美子先生の相似点を指摘した過去記事がこちらになります。 

tenhare.hatenablog.com

面白いと思うので、ぜひ読んでみてください。

 

漫画祭の主催者はこう指摘しているそうです。

「出るくいは打たれる(日本)社会で、アウトサイダーや変人を前面に押し出し、彼らにもチャンスがあることを示そうとこだわった」

それは高橋留美子先生に訊いてみないとわかりませんが、一人の変人が救われたのは事実です。

高橋留美子先生ありがとうございました。

そして、おめでとうございます。 

 

 

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