言葉の魔法 魔法少女まどか☆マギカ

魔法少女まどか☆マギカを見ています。

普段ほとんどアニメは見なくて、あ、でもネットで無敵超人ザンボット3も見てるかな。
とにかく、DVDで見た新世紀エヴァンゲリオン以来、久々にアニメにはまっています。
 
しかしこれは男の習性なのでしょうか。
1本見終わる度に、あれこれ考えるというか、論じたくなるのです。
魔法少女まどか☆マギカだったら、愛と自己犠牲とか。
本人熱心だけど、Twitterで夜中に昔のアニメを論じても反応は薄いです。
ひとしきり語ったあと、「やめときゃよかった」って自己嫌悪に陥ります。
 
正しいかどうか、それはわからない。
だけど、読まれもせず、スルーされているのが実態じゃないか。
 
音楽は、聴いている人を気持ちよくします。
三島由紀夫によると、芸術の中でも音楽は特殊で、受け手がとても受動的な芸術だといいます。
絵画や小説は、受け手からつかみにいく必要があるのですが、音楽は聴いてるだけでいいってところがあります。
例えると、マッサージみたいなもので、寝転んでうとうとしながら音楽を聴いていたって気持ちよくなるもんです。
 
言葉には意味と音楽性があります。
意味に偏ると難解な文章になるし、音楽性に偏ると気持ちいい言葉になるんじゃないか。
例えば、ギャグというのは響きだけで成立するものであって、ナンセンスだったりします。
それほど極端でないにしても、わかるけどいまそれ?とか、よくわかんないけどありかも、みたいなのは、意味と音の間でバランスを取っている可能性があります。
 
評価の基準はなんでしょう。
僕は、意味なら整合性、音なら共振性だと思います。
感動して涙を流すだけでなく、ぶんぶん首を横に振るのだって一種の共振です。
言葉に魔法があるとしたら、整合性と共振性をうまく調合させることだろうと思います。
 

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