2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

なんでもベスト5 哲学書編

第5位 純粋理性批判 イマヌエル・カント 純粋理性批判〈1〉 (光文社古典新訳文庫) 作者: イマヌエルカント,Immanuel Kant,中山元 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2010/01/13 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 73回 この商品を含むブログ (41件) を見る…

貯水槽の上の美少女 ほしよりこ『逢沢りく』

まず、このマンガの特徴は、上下巻以外、ひとつも区切りがないことです。 第何話というような切れ目が一切ありません。 だからどこで一息つくとか、読者は自分で判断することになります。 なんでもないことに思われそうですが、この作品のテーマに「技巧」が…

相似するものたち 雪かき仕事とテンペストとグレン・グールド

最近時々、家で皿洗いをするようになった。 同居する母親がほとんど家事をしてきたのだけど、徐々に役割分担をしていこうという空気になってきたからだ。 皿洗いをしていると、やるべきことが目の前に積まれているのに気づく。 面倒だなぁと心を曇らせながら…

これはスゴい!ハイレゾでベートーヴェン交響曲第7番を聴いてみた!

クラシックにもポップな曲があるなと思ってはまったのが、ベートーヴェンの交響曲第7番でした。 ポータブルヘッドホンアンプを買ってハイレゾ環境に対応、模索を始めたのだけど、ある意味、出来上がってしまったかもしれない。 音楽の場合、たくさんの要素…

空っぽの入れ物と無関心 四元康祐『偽詩人の世にも奇妙な栄光』

あらすじのつもりが、思いの外、大部の抜き書きになってしまいました。 そのつもりでお読みください。 タイトルからして、どこか既視感がある。 吉本昭洋は、中学2年の時に中原中也の詩集と出会い、詩にとりつかれる。 トタンがセンベイ食べて 春の日の夕暮…

日本の現代国語教育の問題点と対策

僕はもう20年以上前に高校を卒業した人間ですが、その当時、現代国語というのがどうにも解せない科目でした。 今はどうか知りませんが、評論文や小説の断片や短篇を読まされるんですよね。 高校生ぐらいになれば、辞書さえあれば日本語で書かれた文章なら、…